こんにちは!AzuYahiです。
今回休日がまとめてとれそうだったので、妻の実家である愛知県に家族4人で遊びに行くことになりました。
僕は道東に住んでいるので愛知県まで飛行機で移動したらあっという間ですが、自動車も利用したいのでレンタカーを利用することを考えると結構お金がかかってしまいます。
そこで全く知識が無かったのですが、フェリーを利用して愛知県まで自動車の運搬も含めて料金を調べてみると・・・・
家族4人+自動車1台で約4万円で苫小牧→名古屋まで移動できることが解りました。
当然、部屋の種類や予約する期間などで料金の変動はあると思いますがこの安さには驚きました。
今回は家族旅行なので個室の予約を試みましたが4人個室は高額なうえにすぐに予約がされて埋まってしまいます。僕が空室状況を確認した時は既に4人個室は埋まっていました。
そこで2人個室部屋とS寝台2人分を予約することを検討したのですが、2人個室部屋を4人で利用できるかどうか太平洋フェリーにメールで問い合わせたところ以下の返答が届きました。
個室を家族4人で利用することはかまいませんが、就寝するときは必ずご予約した部屋でお休みください。
つまり家族4人で個室では眠るなよって事ですね。
それについては家族は誰も意義がなかったので2人個室とS寝台を2人分予約することに決めました。
ちなみにS寝台というのはカプセルホテルみたいな寝台なのですが、立ち上がれるほど広くてカーテンもついているので着替えたりすることも出来るので便利です。女性専用寝台もあるので人気が高いみたいです。
こうして人生初のフェリー旅行に胸をときめかせながら当日を迎えることになります。
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僕の住む道東の町からフェリーが出航する苫小牧港まで高速道路を利用しても約6時間かかりますので早起きして出発します。
そしてフェリー乗り場に到着すると僕たち家族がこれから乗船するフェリー【いしかり】が停泊していました。
でけぇ~!
子供達はフェリーの大きさに大はしゃぎです。
僕は早速乗船手続きをする為に受付に並びました。
乗船に伴う説明をいろいろ受けれると思っていたのですが、チケットを渡されて簡単な説明をされただけでした。
・自動車の運転手は指定された駐車場に移動して指示に従うこと
・自動車には運転手以外乗らないこと
・それ以外の乗船者は専用入り口より乗船すること
とりあえずここで嫁と子供達とは少しの間別行動になります。僕は再度自動車に乗り込み案内地図を片手に指定された駐車場に移動します。
駐車場に到着すると停車した状態で係員の指示を待ちます。
時間になると係員が自動車を船内に誘導してくれるので、指示されたとおりに自動車を進めていくと簡単に車を船内に駐車することが出来ます。
車を駐車して車から降りると僕はあることに気がつきます。
ここからどこに行けば良いのだろう・・・・
自動車駐車しているデッキは巨大な倉庫みたいな場所なのでどこをどう移動すれば客室に移動できるかが全然解らないのです。
周りに人もいないし、完全に放置状態でした。
僕はしばらくあたりをうろちょろしていると客室ロビーという案内板が張られた階段を見つけたのでその階段を上がることにしました。
僕が自動車を駐車した場所に2デッキと書かれていましたが、客室ロビーは5デッキにあるそうなのでしばらく上り続けます。とても狭い通路なので荷物を持ちながら上るのはかなりしんどかったです。
ようやく5デッキに到着して扉を開けるとそこはホテルのようなとても広いロビーが目の前に開けていました。
ここでようやく嫁と子供達と合流しました。
僕たちは早速、予約した個室に移動することにしました。
一般的なビジネスホテルって感じですね。シャワーはめちゃくちゃ狭いですけど・・・・
ただし、太平洋フェリーには大浴場があるのでそちらを利用すれば問題は無いです。
ただ普通の個室ですが船内ではプライバシーは守られますし、荷物もたくさん置いておいても問題ないのでとても重宝しました。家族で乗船するときは個室を1つ取っておいた方がフェリーの旅がとても楽になると思いました。
さて、ここからはなが~~~い自由な時間のはじまりです。
途中で仙台に一度停泊しますが、名古屋港までは約40時間かかりますのでとてつもなく長い時間です。
僕や家族はこの長い時間を利用して様々なことをしようといろいろ計画を立ててきました。
・ゲームをする
・読書をする
・ごろごろする
・映画を見る
・ごちそうを食べる
その他にもこのフェリーでは、ショッピング、バイキング、お酒を楽しむ場所、映画鑑賞、音楽鑑賞、マッサージコーナー等様々な娯楽施設があるので退屈することはなさそうでした。
僕は早速、バーに行って生ビールを注文して部屋で飲むことにしました。
極楽極楽♪
僕も家族達もそれぞれが好きなことを満喫してとても大満足だったのですが、船が沖にでるとそこから世界が変わりはじめました。
ゆれる・・・ゆれる・・・・
船の揺れが次第に大きくなってきました。
最初の頃は結構揺れるなぁ~くらいにしか考えていませんでしたが、そのうちどんどん気分が悪くなってきました。
船酔いでした
僕だけかと思ったのですが家族全員の顔色が悪くなっていました。
気分が悪くてゲームや読書なんて出来る状態じゃありませんでした。
風呂だ・・・・風呂に入ったら治るかもしれん
僕の提案で気分転換に風呂に入ろうということになり、第一陣として僕と息子が2人で大浴場に行きました。
大浴場は思ったより広くてとても満足だったのですが、船が揺れるので湯船が波のようにザブンザブンとなってそれを見ていると僕はますます酔ってしまいました。
船酔いの時に揺れる湯船に入ると船酔いが悪化するということを学びました。
家族みんな風呂から出てきましたがみんな船酔いが治っていませんでした。
何か食べようとしましたが気持ちが悪くて食欲もありませんでした。
こうして僕たち家族は当初の計画が船酔いによってほとんどだめになってしまいました。
・ゲームをする
・読書をする
・ごろごろする
・映画を見る
・ごちそうを食べる
もうごろごろするしか道はなさそうです。
こうしてこの日はみんな具合悪いのでとっとと眠ることになりました。
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2日目
朝起きると船酔いはかなり良くなっていました。
それでも読書をしたりゲームをしたりするとすぐに船酔いになってしまうので何もすることは出来ませんでした。
ただ、子供達はすっかり船酔いを克服したらしく、娘は大量の漫画を読みあさっていましたし、息子はスイッチでゲームを楽しんでいました。
子供の適応力に本当に驚かされました。
僕はすることがなかったのでせめて何か食べようと思い、家族を朝ご飯に誘うとフェリーのお食事処に移動しました。
僕はモーニングセットを注文して、できあがるとそれを取りに行くシステムでした。
できあがった知らせが入ったので僕がモーニングセットを持って、自分の席に戻っている途中でした。
突然とてつもなく具合が悪くなったのです
なぜなのか、自分でもわかりませんが突然船酔いが悪化したのです。このように船酔いはどこでスイッチがオンに入るか解りません。僕の場合、お盆を持って歩くという行為がNGだったようです・・・。
すっかり食欲が落ちてしまった僕は朝食後は部屋に戻ってごろごろするしかできませんでした。
そんな僕を見かねて嫁が気分転換に船の甲板に行かないかと誘ってくれました。
このままごろごろしていても辛いだけなので僕たち家族は甲板に行くことにしました。
風が冷たくて寒かったですが、広い空と海をぼ~っと眺めていると気分が良くなってきました。
子供達も甲板を楽しそうに走り回ってました。
だいぶん船酔いも良くなって船内に戻るとちょうどアナウンスがなりました。
もうすぐ仙台に到着するとの知らせでした。
仙台には2時間ほどしか停泊しませんが、事前に下船届けを提出しておくと仙台に降りることが出来ます。
僕は届けを提出していたので家族みんなで仙台に降りることにしました。
とは言っても時間があまりないので、仙台フェリー乗り場の近くにあるアウトレットパークに行くことにしました。
ここに来た目的は簡単なショッピングもありましたがなんといっても美味しいものを食べることでした。
船内じゃ具合が悪くて食欲が低下してしまうので陸地にいる今こそチャンスなんです。
仙台と言えばこれかなと思い、フードコートで牛タン定食を注文しました。
いや~久々にうまいメシが食えました!
陸地最高♪
食べ終わるともう船に戻る時間になっていました。
タクシーに乗ってフェリー乗り場に向かいます。
写真には少ししか写っていませんが、仙台から名古屋に向かうお客さんでフェリー乗り場は大変混み合っていました。フェリーって結構人気なんですね。
こうして束の間の極楽地であった仙台ともお別れしました。
2時間しか滞在できませんでしたが、ゆっくり観光してみたい素敵な町でした。
ここから名古屋まで約21時間まだまだ長い航路ですが、なんとなくフェリーにも体が慣れてきた気がしました。とは言っても油断するとすぐに船酔いになりますが・・・。
僕なりにフェリーを快適に過ごす方法をまとめてみました。
・読書やゲームは慣れないうちはしない方が良い
・食事は腹6分目くらいが良い
・船が沖に出てからは風呂に入らない方が良い
・船酔いになったら甲板に出ると良い
・途中下船できるのであればした方が良い
だけど船酔いに全然ならない人もいるのでそういう人は何も考えずにフェリーを満喫できると思います。そういう人が羨ましい・・・。
さて、話は一気に進めましてついに名古屋に到着しました。
いや~長かったですけど到着してみると変な達成感がありました。
家族みんな同じような事を言ってましたねw
後は下船するだけなのですが、自動車を運搬した人はここに最後の落とし穴があります。
自分の車を駐車したデッキ、駐車した場所をきちんと自己管理できていないと大変なことになります。
運営側は乗客の自動車の駐車位置を全く把握していないからです。
僕は心配性なのであらかじめデッキ名や駐車位置をメモっていたので自動車の位置まですぐに行くことが出来ましたが、解らなくなってうろうろしているおじさん方をたくさん目にしました。
いつかはたどり着けるでしょうが、大変な労力になると思います。
この時、自動車に乗り込めるのもドライバー1人だけなので車をフェリーから下船した後に合流用の駐車場で家族と待ち合わせなければなりません。
僕は駐車場で無事家族と合流して嫁の実家に向かって車を走らせたのでした。
さてフェリーの旅【苫小牧→名古屋】はなんとなく伝わったでしょうか。
今回のフェリーの旅をまとめると大きく2点だけですね。
・船酔いになるので船内で出来ることが限られる
・運営の説明が少ないので乗船するフェリーを予習しておいた方が良い
船酔いにも全くならずにフェリーの知識もたくさんある人は、なんの問題も無くフェリー旅行を楽しめると思います。
ただ、初見の人や船酔いがひどい人は上記の2点を胸にチャレンジしてみてください。
のんびり穏やかに時間が進んでいくので悪いことばかりではありませんので(*^_^*)
それでは最後まで読んでいただいてありがとうございました。
それではまたね(^_^)/