こんにちは!AzuYahiです。
先日僕の4×回目の誕生日でした。
この年になると何もめでたいことは無いのですが、いつもであれば嫁と子供達が祝ってくれます。
しかし、今年は例年どおりではありませんでした。
嫁の親が体調不良の為に、嫁は僕の誕生日の前日に実家である愛知県に帰省したのです。
それとは別に誕生日当日に遠方の現場に外仕事に行く予定が入ってしまったので、帰りが遅くなる可能性が出てきました。
子供達を家に置いとくのも可哀想なので、僕の実家の両親にお願いして子供達の面倒を見てもらうことになりました。子供達は泊まりがけで実家に行くことになったので誕生日は僕一人になる事になります。
考えてみたら一人で誕生日を過ごすのも久しぶりだったので、たまには良いかなくらいに思っていました。
そして誕生日当日。
僕は会社の後輩と2人で遠方の現場に行きました。
今回の現場は山中だったので、本来であればクマとスズメバチの対策を万全にしていかなければならないのですが、仕事を早く終わらすことしか考えていなかったので比較的軽装で山に入りました。
僕の計画ではすんなり終わる仕事だったのですが、思いのほか作業は難航してかなりの重労働になっていました。
少しばて気味になってその場で少し休憩していると、50mほど離れた場所に見覚えのある大きな顔が見えました。
クマだ!
しかもかなりでかい・・・。
僕は後輩にクマがいることを告げました。
後輩はクマになれていないのでかなりてんぱっています。
クマはこちらに気づいていないようなので、まずはこちらの存在をクマに伝えることにしました。クマは基本的には人間を見つけると逃げることが多いのでこちらの存在を知らせた方が安全なんです。
お~い!
僕が何度か叫ぶとクマがこちらの方を向きました。
どうやら僕たちを発見したようです。
ここからは定番のクマとのにらめっこのスタートです。
この場所から自動車までは距離が長いので逃げるのは不可能です。
僕は片手に鉈を持つとじ~とクマとにらみ合います。
逃げれば良し、向かってきたらやるしかありません。
戦ったら勝てないだろと思うかも知れませんが、戦えば勝てると強く思い込むことで強い精神状態を維持できるのです。熊に出会ったときに一番大事なのはできるだけ平常心を維持することだと僕は思います。
てんぱってしまったらクマにつけいる隙を与えてしまうからです。
実際にらみ合っていたのは数十秒ほどでしょうが、僕にはとてつもなく長い時間に感じられました。
クマはゆっくりの山奥に消えていきました。
ほっと胸をなで下ろした僕と後輩は、再度熊に出会ったら大変なので急いで仕事を終わらせる為に、昼休みを返上してもくもくと重労働をこなしました。
全ての作業が終わったのは14:00を過ぎたあたりでした。
この時に僕は腰に激しい痛みを感じましたが、動けないほどでは無かったのでそのまま会社への帰路につきました。
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僕が自宅についたのは19:00くらいでした。
そう言えば今日は誕生日だなと思い出し、コンビニで焼きそばとポテチとチューハイを購入してささやかながら自分の誕生日を祝うことにしました。
普段はお酒をほとんど飲まないので一気に酔いが回り、重労働の疲れもあって僕はそのままリビングで眠ってしまいました。
はっと気がついて時計を見ると深夜2:30でした。
いつの間にか誕生日は終わっていました。
そして布団で眠ろうと起き上がろうとした瞬間。
腰に今まで味わったことの無いような激痛が走りました。
起き上がろうにも激痛がすごくて起き上がれないのです。
とりあえず布団に入ろうと思い、壁や手すりにしがみつくように立ち上がるとなんとか布団まで辿り着き、倒れ込むように眠りました。
翌朝・・・・。
起き上がろうとするとやはりすごい激痛が走ります。
しかし、仕事に行かなければならないので必死に支度をします。せめて嫁がいてくれれば助かったのですが今は家には誰もいません。
なんとか支度を終えるとやっとの思いで出社しました。
会社に着くと僕の異変に気づいた上司が今すぐ病院に行けと言ってくれたので、有休を取って病院に行くことになりました。
診察の結果は、左肩と腰の神経を痛めているだけなので安静にしていれば治ると言うことでした。
腰にコルセットを巻かれ、処方された鎮痛剤を飲むことでだいぶん痛みも楽になりました。
しかし、体が自由に動かないのでこの日は実家に行って休ませてもらうことにしました。僕の誕生日が一人であったのを気にしていた両親が1日遅れですが、ささやかですが僕の誕生日を子供と一緒に祝ってくれました。
やはり、誰かに祝ってもらえるのは何歳になっても嬉しいですね。
現在では腰もほとんど回復し、ほとんど痛みもありません。
まだコルセットはついてますが(^_^;
波瀾万丈な誕生日でしたが、忘れられない誕生日になりそうです。
それと嫁のありがたみがいなくなるととても良く解ったので、帰ってくるのが待ち遠しいですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
それではまたね(^_^)/