こんにちは!AzuYahiです。
僕にはハンター(猟師)の友人がいるのですが、その友人から連絡がありました。
昨日、鹿を取ってきたんだけど肉いる?
ここで僕は思わず考えてしまいます。
野生の鹿肉って独特な臭みがあるのですが、解体の手法や血抜きがうまくできないと更にアンモニア臭みたいな臭いが肉に染みついてとても食べれるものじゃないんです。
つまりハンターの腕前次第でおいしくもなり、まずくもなるのが鹿肉なのです。
その友人がハンターになったばかりの頃にもらった鹿肉は固いし、臭いしとても食べられるものじゃありませんでした。
しかし、あれから10年の月日が流れて友人のハンターとしてのスキルも相当アップしているはず・・・・。
僕は友人のスキルアップを信じてありがたくご厚意にあまえることにしました。
スポンサーリンク
友人はすぐに僕の家に鹿肉を届けに来てくれました。
鹿肉の部位でも特に美味しいとされるロースとヒレの部分をくれました。
基本的に鹿肉の美味しい箇所はハンターが自分でキープしてしまうので、お裾分けでこんなに良い箇所をもらえるのは本当に友人に感謝です。
しかも、真空パックにしてくれていたので鮮度も最高の状態に保たれていました。
左側がロースで右側がヒレです。
後は友人の解体と血抜きがうまくいっていれば最高にうまいのは間違いありません。
肉の味をしっかり味わいたいのでどちらもステーキにして食べることにしました。
味付けはシンプルに塩こしょうのみ。
野生動物の肉はスジが多いので包丁でスジを細かく切断してやるか、完全に取り除きます。スジを残すとせっかく肉がやわらかくても噛みきれないので固く感じてしまうからです。
家のキッチンはそこまで火力が高い器具がないので、塩こしょうで揉んだ肉を一口大の大きさにスライスしてからフライパンで焼きます。
最初は弱火で表面の色が茶色に変わるまでじっくり加熱して、それをいったん取り出し、今度は強火で少し焦げがつくようにさっと焼きます。こうすると肉汁が肉の内部に圧縮されて美味しくなるそうな。
そしてそれを適当な器にぶち込んで完成です。
左がロースで、右がヒレです。
ロースは肉の量が多すぎて皿に入りきらなかったのでラーメンどんぶりに入れました(笑)
そして運命の試食。
まずはロース・・・・。
うまい!
肉はとてもやわらかく、噛んだ瞬間に肉汁が口の中にぶわっと広がります。野生動物特有の臭みもなくめちゃくちゃうまいです。
ハンターの友人のスキルは見事にアップしていたようです。
そしてお次はヒレ肉を食べます・・・。
これもうまい!
これはロースより更にやわらかくて、とてもさっぱりしているのですが肉の風味はこれでもかってくらい出ていてやばいくらいうまいです。牛肉よりはるかにさっぱりしているので牛肉が苦手な人には特にお勧めします。
この後、夕食にこのステーキを並べたところ、子供達は興奮気味にがつがつ肉を頬張っていました。
嫁はお腹が弱くて基本的に肉を食べると腹痛が起きるのですが、このステーキはいくら食べても大丈夫とのことでした。
やはり鹿肉は油分が少ないんでしょうね。
皆さんも是非食べてみてくださいといいたいところですけど、鹿肉はなかなか手に入りませんよね(^_^;)
今回、こんなに美味しい肉を提供してくれた友人に心から感謝です。
持つべきものはベテランハンターの友人ですね!
それでは今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
それではまたね(^_^)/