こんにちは!AzuYahiです。
前編では熊に出会った時の対策を考えていきましたが、今回はクマに出会ったときに絶対にやってはいけない事を考えていこうと思います。
1.大声を上げる(大きな音を出す)
有効な手段のように思えますが、実は結構危険です。
5歳以上のベテランのクマであれば人間の怖さを知っていますから、大声を出すと逃げ出すこともありますが、1歳~4歳の若いクマの場合はひじょうに好奇心が旺盛なために、逆に近づいてくることがあります。
僕の体験談ですが、車を運転しているときに道路わきの法面に若いクマが出没しました。
助手席に乗っていた友人が窓を開けて「お~い」と叫んだところ、ダッシュで接近してきました。僕は当然のことながらびびって車のスピードを上げて逃げました。
叫ぶことにこだわらず、鈴や爆竹を使用した場合も同じことが起きる可能性がありますので、ベテランの熊には負けるけど
若いクマには勝てる
と、思う人だけ音を立てる対策を用いることにしましょう。
危険度 ☆☆
2.逃げる
これはやってはいけないというより、
相当な度胸がないと成功しません。
これも僕の体験談をまじえて説明していきます。
クマと10~20メートルでばったり出会ったと想定します。
この時にクマに背中を向けて走って逃げては絶対ダメです。
身近な例を挙げると犬って背中を向けて走ると絶対に追いかけてきますよね?
あれって逃げる獲物を捕まえようとする野生の本性みたいなものなんです。
当然クマも背中を向けて走ってしまうと追いかけてきます。クマの走るスピードは時速40キロ以上と言われていますので、走っても必ず追いつかれてしまうでしょう。
したがってクマから逃げるときは次の手順を踏みましょう。
1. まずは立ち止まって睨みあう。
2. 睨みあいながらジリジリと後ろに下がる。
3. 後ろが見えないけど絶対にクマから目を離さない。
4. 距離が40m以上ほど距離を離すとクマが逃げ出す。
僕も一回体験しましたが、
恐怖で膝が震えて頭が真っ白になるので相当な度胸が必要です。
しかし背中を見せて逃げるよりはるかに生存率は上がるでしょう。
危険度 ☆☆☆☆ ←走った場合
☆ ←睨み逃げの場合
3. 親子連れと遭遇
このパターンは残念ながら絶望的です。
母グマは子グマを守るために全力で戦いを挑んできます。
睨みあう暇もありませんし、鉈で痛みを与えても決して母グマはひるむことはないでしょう。
もはや、殺るか殺られるかでしょう。
ってか99%やられる
しかし、もし運が良ければ先に子グマに遭遇します。
僕も見たことがありますが、
めちゃくちゃかわいいです。
しかしこの子グマの出現は近くに母グマがいることを知らせています。
母グマが現れてしまうと絶望的なので子グマを見つけたら全力で距離をとりましょう。
もし子グマが近寄ってきてじゃれてきても、
心を鬼にして蹴り飛ばしましょう。
間違っても抱きかかえたりしないように。
母グマが現れたら蹴り飛ばされるのは自分ですから・・・
クマは蹴り飛ばさないけど
危険度 ☆☆☆☆☆☆
まとめ
前後編にわたってクマについて考えてきましたが、結論から言えばクマから身を守る確実な安全な方法はないということになります。
一番の対策はクマの生息する山地に足を踏み入れない事なのですが、昨今では山に餌がなくなり市街に体長2mをこえるクマが現れたりもします。
したがってもしクマに出会ってしまった場合は、今回のブログを参考になんとか切り抜けてください。
ただし、今回はヒグマの対策なので他の種類のクマの場合は若干対策が異なりますのでご了承ください。
更新が遅れましたが、これにてこの記事を締めたいと思います。
それではまた(^^)/