こんにちは!AzuYahiです。
休日に『不能犯』というドラマを鑑賞しました。
俳優の松坂桃李さんが主演のサスペンスです。
僕は今回dTVでドラマを視聴しましたが、映画にもなっていて既にDVDも発売されています。
価格:3,359円 |
そもそも不能犯って何なの?って思って調べてみました。
不能犯(ふのうはん)とは、刑法学上の概念の一つで、行為者が犯罪の実現を意図して実行に着手したが、その行為からは結果の発生は到底不可能な場合をいう。ドイツ刑法学にならって不能未遂ということもあるが、日本の刑法学では不能犯というのが一般的である
Wikipediaより引用
何やら難しい言い回しですよね。
ドラマの中では松坂桃李さんの目を見ると心を操られて殺されてしまうという設定でした。
瞬間的にマインドコントロールしてしまう感じですね。
マインドコントロール(英: Mind control)とは、人の思想や情報をコントロールし、個人が意思決定する際に、特定の結論へと誘導する技術を指す概念である。マインドコントロール論、マインドコントロール理論とも呼ばれる。
Wikipediaより引用
実際には自分の手を使わずに犯罪を成立させていくこのドラマを見ていくうちに僕は昔の事を思い出しました。
とはいっても僕の知り合いに不能犯がいたというわけではありませんが。
まあ昔話ですが良かったら聞いてください。
僕の高校の知り合いにチャルという男がいました。
チャルはいつもニコニコしていてとても良い奴なんですが、気が弱いところもあっていつも同級生達にいじめられたり、パシリに使われていたりしていました。
そんなチャルも何とか頑張って高校を卒業して、無事に就職もしたようでした。
高校を卒業して1年がたった頃、僕はたまたまチャルと町中でばったり会いました。
チャルの顔は生傷だらけで足も引きずって歩いていました。
僕は驚いて何も言いたがらないチャルから無理矢理事情を聞いてみると、高校の同級生だった柴村という男にいまだに恐喝されていて、お金が払えないと暴行されているとのことでした。
チャルはサラ金にまでお金を借りて柴村に渡していて、会社もそのせいで辞めたとのことでした。
僕はこの時にめちゃくちゃ頭にきて柴村を呼び出してもう二度とチャルに関わるなと話をしました。
柴村はあっさり引き下がり、チャルはこれ以来、柴村に狙われることはありませんでしたがサラ金の取り立てに追われていつしか行方不明になってしまいました。
数週間後、柴村はチャル以外にもたくさんのの恐喝をしていたらしく、警察に逮捕されたとニュースで流れました。
それから数年の間に柴村が何度か逮捕されたという情報が耳に入ってきました。
いずれも恐喝事件でした。ほんとクズ野郎です。
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それから10年くらいたった頃に衝撃的な記事が新聞に載りました。
なんとチャルが恐喝で逮捕されたのです。
あの気弱なチャルが恐喝で逮捕だなんて聞いた当初は信じられませんでした。
そして、チャルの逮捕から次々と恐喝事件で逮捕者が続出しました。
逮捕者の中に何人か知っている奴がいたのですが、いずれもチャルと同じように気の弱いタイプの人間でした。
チャルもそうですが恐喝で逮捕されると言うより、恐喝の被害者になり得るタイプだったので僕の頭の中は????でした。
それから数ヶ月後ついに一連の恐喝事件の真相があきらかになりました。
あの柴村が恐喝教唆で逮捕されたのです。
柴村は恐喝を重ねていくうちに自分ではなく、他人を操って実行することを思いつき、気の弱い人間を集めて恐怖によるマインドコントロールによって複数の恐喝事件を統括していたのです。
チャルもたまたま柴村に見つかってしまい利用されてしまったそうです。
柴村が主犯だという事実が判明したとしても、実行犯の罪がそこまで軽くなることはありません。
チャルを含む、恐喝に加担した者達は刑に服すことになったのです。
その後、柴村をはじめこの事件に関わった人間がどうなったのかは僕は知りませんが、柴村という最低男のことはいまだに忘れることはありません。
世の中には柴村のように人の心を操るのがうまい人間が希に存在するので、もしこいつやばいなと思ったら決して近づかないでください。
いったん関わるとどこまでもつきまとってきますので・・・(^_^;)
ということで、『不能犯』から『教唆犯』を思い出したというお話でした。
それではまたね(^_^)/
教唆犯。人をそそのかして「犯罪」を実行させた者をいい、正犯と同じ刑が科される(b:刑法第61条1項)。
Wikipediaより引用