AzuYahi日記

どうでもいい知識、思いつき、過去ゲーの紹介、妄想などなど

【霊が出ない怖い話】敬遠された子供

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こんにちは!AzuYahiです。

 

今回は知人に聞いた話。

 

とあるお母さん(以後Aさん)の家に頻繁に遊びに来る男の子がいました。その子は小学校2年生です。

 

この子は学校が終わった後、休日はかかさず遊びに来たらしいのですが、その子の親御さんからは一度も電話をもらったことも無かったのでAさんは少し不満に思っていました。

 

Aさんの息子とその子の遊ぶ様子を見ていると、なにやら変な雰囲気だとAさんは思っていました。

 

Aさんの息子は本を読んだりおもちゃで遊んだりしているかたわら、その子は一人でゲームをしています。二人は共通の遊びをしないどころか会話もほとんどありませんでした。

 

不審に思ったAさんは子供に聞いてみました。

 

「あの子とはとても仲良しなの?」

 

「ううん。仲は悪くは無いけど学校ではほとんど喋ったこと無いよ。」

 

Aさんは息子の言葉に驚きましたが、息子の学校生活になにか影響があっては困るのでとりあえず様子を見ることにしました。

 

それからもその子はほぼ毎日のようにAさんの家に遊びに来ました。それはどんどんエスカレートしていって、夜の7時を過ぎても家に帰ろうとはしなくなり、休日は朝の7時には遊びに来ます。Aさんは次第にその子に怒りを憶えるようになってきたそうです。そしてその子の親に対しても・・・・。

 

そしてある休日の朝。

 

Aさんの家にチャイムが鳴り響きます。

Aさんは目をこすり時計を見ると朝の5時でした。

 

玄関を開けるとやはりあの子が立っていました。

 

Aさんはついに我慢の限界を超えました。

 

「こんな朝早くに突然人の家に遊びに行ったらとても迷惑なことなの。お父さんやお母さんだってこんな朝早く君がいなくなったら心配するでしょ?」

 

Aさんはなるべく優しく言ったつもりだったけど少しきつく言い過ぎたかと後悔しました。

 

その子はぼそりと言いました。

 

「お母さんは別に何も言いません。入っても良いですか?」

 

Aさんはこのままじゃいけないと思いついに決心しました。

 

「わかった。おばさんがお母さんにお話ししてあげるから、君の家まで連れて行ってくれる?」

 

その子はそれを聞くと急に顔が引きつり、何も言わずに立ち去ってしまったそうです。

 

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それからその子が家に来ることはなくなりましたが毎日公園で見かけるようになりました。

他の子供達が遊んでいる時は一緒に遊んでいるようでしたが、夕方になって皆が帰るとそれから暗くなるまでずっと一人で遊んでいたようです。

 

そしてある日。

 

Aさんは子供からその子が風邪を引いてしばらく学校を休んでいると聞きました。

 

ずっと外にいたからかも・・・・。

私が追い出すようなマネをしたから・・・。

 

Aさんは自分のせいだと責任を感じたそうです。

 

そしてAさんは買い物の帰りに公園の前をとおると学校を休んでいるはずのその子が一人ブランコに座っているのが見えました。

 

Aさんはその子に駆け寄ると何か様子がおかしいことに気がつきました。

 

体は小刻み震えていて、顔色も悪かったそうです。

Aさんはその子の額に手を当てるとすごい高熱であることがすぐにわかりました。Aさんはすぐに家で寝ていないとと言ったのですが、その子は一言、帰れないんですと言いました。

 

Aさんはそれ以上事情を聞かずにその子を抱きかかえると自分の家に連れて行って布団を引いて寝かせました。

そしてすぐにおかゆを作るとその子の食べさせました。

 

「さあ、これを食べてとりあえず薬を飲まないと。」

 

「ありがとうございます・・・・。」

 

その子はそう言うとぼろぼろと涙をこぼしました。

 

「僕のお母さんだったら良かったのに・・・・。」

 

その子はそう言うと自分の置かれている状況をAさんに話しました。

 

・その子の両親は離婚していて現在は母親と二人で暮らしている。

・母親には彼氏がいてちょくちょく家に遊びに来ており泊まることも多い。

・彼氏が来るとお前は邪魔と母とその彼氏に言われ家を出される。

・自分は邪魔者と思っているうちに家に帰るのが怖くなった。

 

こんな環境のなか、その子はAさんと出会い自分の母親だったならという思いから家に通うようになったらしいです。

Aさんは涙が溢れてきました。そしてその子の母親と話し合いをしなくてはと強く思ったそうです。

しかし、その子にそれを強く止められてしまいました。

やはり母親には嫌われたくない。

邪魔者かも知れないけど母親には嫌われたくない。

Aさんはその子の手を強く握ると言いました。

 

「これからはいつでも家にいらっしゃい。私で良ければなんでも相談に乗るから。」

 

その子は泣きながらありがとう、ありがとうと何度も言いました。

 

それから数週間がたちました。

いつでもおいでと言ったあの日から、あの子は一度も家には来ませんでした。

その後、息子の口からその子は突然転校してしまったことを聞かされました。

なんでも母親の再婚を機に新居を構えるとか。

 

その後わかったことですが、あの子が熱を出して公園に一人座っていたことが近所中に噂になりあの子の母親もさすがにそれをいやがったのかそれ以来あの子を家から出さなくなったそうです。

そしてそのまま引っ越していったとのことでした。

 

Aさんはとても不安にかられましたが引っ越してしまってはもはやどうすることも出来ません。

あの子の母親が自分の行為に反省し、あの子にとって少しでも良い母親になっていることをAさんは強く願いました。

 

そして1ヶ月ほどたったある日。

 

Aさんの家の郵便受けに1枚の封書が届いていました。

差出人の住所も名前も書いていませんでした。

 

封筒の中には手紙が入っており、たった一行だけ文字が書かれていました。

 

 

 

 

おばさんたすけて

 

この物語は実話を元にしたフィクションです。

 

 

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