AzuYahi日記

どうでもいい知識、思いつき、妄想などなど

会社の理不尽ないじめを体験した話【第3話】リライト

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こんにちは!AzuYahiです。

 

前回の続きです。

 

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僕にはもう限界でした。

 

 

社会人とはこういうものなのだとずっと自分殺して我慢してきましたが、このままでは僕の心が壊れてしまうのは時間の問題でした。

 

 

辞めよう

 

僕の中ではっきりと決心がつきました。

 

 

そうと決まればこんな場所からはとにかく離れたい。

 

 

しかし、現在の宿から自宅までは100キロ以上離れているので帰るにしても時間も時間だし、田舎町なので交通機関がないのでもう少し大きな町に移動しなければなりません。

 

ここから大きい町までの距離は約30キロもあり、現在の時刻はPM22:30であるから移動するにもその交通手段もない。

 

僕は途方に暮れましたが、M氏に対する怒りは頂点に達しておりもうこの場所にはいたくなかったので、30キロ先の大きな町まで

 

 

歩くことにしました

 

 

しかしふと自分の服装を見てみると、部屋着のTシャツとジャージのみでした。

 

財布は携帯していたが着替え等の荷物はMさんのいる部屋に置いてあったので取りに行くこともできませんでした。

 

僕がここから去るのはもう一つ思惑がありました。

僕が突然去ることでM氏の新人いびりは大々的に社内で問題視されて、少しでもM氏の横暴が治まるのではないかということです。まあ、ようはM氏に復讐がしたかったのかもしれませんが・・・・。

だから今部屋に戻ってしまうと宿から去るのがばれてしまうのでどうしても戻れなかったのです。

 

 

やむを得ないので僕は荷物を諦めてそのままの格好で外に出ました。

 

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外に出た瞬間、僕の体にとてつもない冷気が伝わりました。

 

 

この日の気温は6度で、海岸沿いの町なので磯風が容赦なく体に吹き付けました。

 

とてつもない苦痛でしたがMさんのいる宿に戻るより何倍もましです。

 

僕は真っ暗の国道を大きな町に向かって歩き始めました。

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10分くらい歩くと体がいくらか暖かくなりましたが、たまに突風が吹くと結構こたえました。道路の周りは山林であり野生動物の襲来があるかもしれないので止まるわけにはいきません。特に熊と遭遇してしまっては命も危険です。

 

僕はひたすら歩き始めました。

 

 

 

そんな僕を後ろから車のライトが照らしました。

 

車の中から20代くらいの青年が出てきて僕に話しかけました。

 

 

こんな時間にそんな恰好で歩いて・・・何かあったんですか?

 

僕は交通手段がある大きな町を目指していることを告げると、その青年は深く理由を聞かずに車でその町まで連れて行ってくれると言ってくれました。

 

最近は人間不信になっていたので人の優しさに久々に触れた気がしました。

 

僕は涙があふれるのをぐっとこらながら

 

 

ありがとうございます!!

 

そう言って、何度も何度も頭を下げました。

 

 

それから20分後大きな町に到着しました。

 

僕は助けてくれた青年にお礼を言うと別れを告げ町の中央にあるバスターミナルに向かって歩き始めました。

 

 

AM0:30になっていました。

 

大きな町と言っても人口2万人程度の町で、深夜帯であったのですっかり町は眠りについていました。

 

 

僕はようやくバスターミナルに到着しましたが、玄関の扉は当然ながら閉められていました。

 

僕は外に貼ってあるバスの時刻表を見て地元に帰る時間を確認しました。

 

 

AM7:00

 

 

やはり朝までバスはないか・・・・

 

 

財布の中身を確認すると6000円くらいしか入っていなかったので、帰りのバス代で精一杯でした。

 

とても宿をとるお金はありません。

 

つまり・・・・

 

 

野宿しかありませんでした

 

 

僕は付近を徘徊していると神社を見つけたので、そこの縁の下で眠ることにしました。

 

しかし寒すぎて全く眠ることができません。

眠れないどころかこの寒さでは朝まで生きているかも疑問でした。僕は少しでも暖をとれるものを求めてあたりを探し回ると、神社の敷地にある小さな公園のごみ箱に大量の新聞紙があったのでそれを使用することにしました。

 

僕は新聞紙にくるまり神社の縁の下に再度横になりました。

 

新聞紙ってめっちゃ暖かいんです。

 

この時の暖かさは一生忘れないでしょう。

 

そして僕はいつしか眠ってしまいました。

 

眠り静まった町と共に。

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この時、僕のいなくなった宿では大変な事になっていることなどその時は知るはずもありませんでした。

 

続きは次回

 

それではまたね(^^)/