AzuYahi日記

どうでもいい知識、思いつき、妄想などなど

アームクラッシャーゲーム極まる【地獄の高校生活】

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こんにちは!AzuYahiです。

 

前回の続きです。

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バ王は部屋に入ってくると僕の姿をみつけて、お前もこのゲームに参加するのかと尋ねた。

 

実はまだ悩み中なんだよね・・・。セイジの腕を見てたら凄い痛そうだし。

 

僕がそう答えるとバ王は学ランを脱ぎながら言いました。

 

じゃあ、俺が先にやらせてもらうぞ。おい中尾!俺も参加して良いよな?

 

バ王はそう言うと目の前のサンドバックに一発パンチしました。

パンチの衝撃で部屋全体が軋む音が聞こえました。

 

中尾さんはまさかバ王が登場するとは思っていなかったらしく少しビビっていましたが、またいつもの不敵な笑みを浮かべて言いました。

 

まさかバ王が参加してくれるとは大歓迎だよ!俺が今まで鍛え続けてきたのも君のような強敵と戦う為だからな。ふふふ・・・格闘家冥利に尽きるよ。

 

お前はいつから格闘家になったんだ?と突っ込みを入れようと思いましたけどやめておきました。

 

しかし、中尾さんは知らないんだろうな・・・。

 

中尾さんが格闘技マニアだとしたらバ王はバトルマニアだと言うことに。

 

バ王は喧嘩が強いというよりも戦うことが大好きなんです。

孫○空やベ○ータと同じ人種なんです。

 

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バ王はヒロミからルールの説明を受けると、なんだただの肩パンかと言いました。

 

中尾さんも立ち上がるとバ王に先攻後攻を決めるじゃんけんを求めました。

 

必要ない。お前が先攻で良いぞ。

 

バ王がじゃんけんを拒否したので、僕はこのゲームは先攻が圧倒的有利である事をバ王に教えました。

 

関係ない。ほら中尾、さっさと撃ってこい。

 

バ王がそう言うと、中尾さんは正拳突きのポーズをとって、はぁ~~~~~~~といつもの気合い貯めをはじめた。

 

50%・・・・60%・・・・70%・・・・。

 

 

うるせぇぇぇぇ!さっさとやれ!!

 

 

バ王の怒鳴り声は部屋中に響き渡り、中尾さんの気合い貯めのデモンストレーションも一瞬でかき消されました。

 

中尾さんは気合い貯めを諦めてそのままフルスイングでバ王の腕にパンチを放った。

 

バチーン!

 

セイジの時と同じように乾いた音が響きました。

 

バ王は殴られた右腕をさすりながら言いました。

 

いてーな。テメー良い度胸してんなコラw次は俺の番だな。

 

バ王は少し痛そうでしたがそんなにダメージを受けている感じはしませんでした。

そして中尾さんに向けて攻撃モーションに入りました。

 

中尾さんは攻撃しようとしているバ王を慌てて制止しました。

 

ま、待て!今、防御態勢を作るから少し待ってくれ。はぁ~~~~~~~~~~~~~~!50%・・・60%・・・70%・・・はち

 

 

ズドンッ!!!

 

 

中尾さんが気合いを貯めている途中でバ王のとてつもない強烈なパンチが右腕に炸裂しました。

中尾さんはそのまま後方に吹き飛ばされて壁にたたきつけられました。

 

うっせんだよ、テメーはよ。

 

バ王はそう言うと学ランを着て、部屋から出て行ってしまいました。

 

だ、大丈夫か?

 

僕がうずくまっている中尾さんに声をかけると・・・・

 

泣いていました。

 

 

そして中尾さんは何やらぶつぶつ言っていました。

 

100%なら・・・100%なら絶対に勝てたのに!それにこんなゲームじゃ無くて実戦だったら絶対に勝てたのに!

 

かすれたとても小さな声だったのですが、ヒロミはこの声を聞き逃しませんでした。

 

 

さすが中尾さんだ!よっしゃ、俺に任せておけ。バ王に実戦の挑戦状をたたきつけてやるから(*^_^*)

 

 

ヒロミの言葉に青ざめた中尾さんは慌てて起き上がってヒロミを止めようとしましたが、

 

ヒロミは速攻で部屋から出て行ってしまいました。

 

 

こうしてこの日から中尾さんの2ヶ月にわたる登校拒否がはじまったのです。

 

あまりにも中尾さんが気の毒なので、バ王に中尾さんを許してやって欲しいと頼んでみるとバ王はもうどうでも良いとのことだったので、中尾さんにそのことを伝えたのですが、結局2ヶ月も学校を休んでしまったんです。

 

しかし、この2ヶ月間で中尾さんは更なるパワーアップをはかるために、すさまじいトレーニングをしていたことに僕は気がつきませんでした。

 

中尾さんの打倒バ王の計画はこっそりと進められていたのでした。

 

 

 

アームクラッシャーゲーム編はこれにて終了です。

 

この後のエピソードとして中尾さんの逆襲編があるのですが、そのエピソートはまた今度書こうと思います(笑)

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

それではまたね(^_^)/