こんにちは!AzuYahiです。
僕は専門学校を卒業してから現在に至るまで、約20年間サラリーマンを続けてきました。
まわりからいろいろな転職の誘いがある中、律儀に同じ会社にすっと在籍しております。
そこで今回は僕が過去に会社を辞めようと思った出来事と辞めることを踏みとどまった理由を振り返っていこうと思います。
いじめ
前にも記事に書いたことがありますが、僕は入社1年目(21歳)に会社で結構陰険ないじめにあったことがあります。
今で言うパワハラですね。
肉体的にも精神的にも疲弊してしまった僕は会社を辞めることを決意し、出張先から逃亡をしてしまいます。
結局、逃亡に失敗して追跡してきた先輩達に捕まってしまい会社に連れ戻されてしまいます。これが原因で会社の上層部には睨まれることになりますが、僕をいじめていた社員の過去のパワハラ行為が次々とあきらかになり、彼は左遷されてしまいました。
社内でのイジメがなくなった僕は退職を踏みとどまることになりました。
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自分だけ昇進できなかった
入社5年目(25歳)のことです。
僕は徐々に仕事を覚えていき、自分で言うのもなんですがそこそこ実績を上げれるようになっていました。入社1年目の逃亡事件が原因で上層部に嫌われているのは気づいていましたが、仕事で実績を上げていけばきっと認めてもらえると必死で仕事をしていました。しかし・・・・。
人事において僕の考え方は甘かったと思い知らされます。
同期と年の近い後輩は次々と昇進の辞令が交付されましたが、僕だけが昇進されなかったのです。かなり悔しい思いをしましたが、仕事で自分に至らぬ点があったのだろうと諦めかけていましたが上司から衝撃的なことを聞いてしまいます。
会社役員が僕を嫌っているのが原因で昇進できなかったということでした。
それまで会社の評価は実績によるものだと信じていたので、この事実はとてもショックでした。
真っ当な評価をしてくれない会社にこれ以上残る必要なんてないだろう。
そう考えた僕は上司に辞表を提出しようとしました。
それを察した会社の先輩が僕を飲みに誘ってくれました。
少なくとも俺や周りの人間はお前を頼りにしているんだぞ。
先輩の話で会社上層部には嫌われていたけれど、同僚達からは頼りにされていると実感した僕は退職を踏みとどまります。
誰かが頼りにしてくれている事実はかなり気持ちをポジティブにしてくれました。
そんな時にある変化が僕に到来します。
この年に業界を揺るがすような難解な業務を当社が受けることになり、ほとんどの社員が担当を敬遠する事態になりました。さほど利益を生む仕事では無かったので、僕は押しつけられるような形でこの業務の担当者に任命されました。
最初は自分がハズレくじを押しつけられたとネガティブに考えていましたが、逆にこれはチャンスなのでは無いかと思い直しました。
会社に自分を認めさせる為には逆にこれしか無いと思いました。
それからは同業者に連絡を取っていろいろな情報を集めました。まだ年齢も若かったのでプライドを捨ててまわりに頭を下げて教えを請うことになんの抵抗もありませんでしたのでたくさんの情報を提供してもらえました。
そして半年間の苦労の末になんとかこの業務を無事に完了することができました。今思えばかなり運が良かった点もたくさんありますが・・・。
こうして2年後の人事においては上層部も流石に僕の実績を無視することができずに、僕は無事に昇進することができて同期に肩を並べることができました。
人手不足と退職者増加
僕が35歳になった年にたくさんの上司や同僚が会社を辞めていきました。
この頃、測量業界はとても不景気な状況で仕事の単価が大幅に低下していました。単価が安いのでその分会社はたくさんの本数の仕事を受注するようになります。
そうなると深刻な問題が発生します。
それは人手不足です。
人手不足になると当然1人あたりに割り振られる仕事量が増加するのは当たり前のことなのですが、それ以上にさらにうちの会社には問題がありました。
仕事をこなす人間には大量の仕事が集中し、仕事をこなせない人間はほとんど仕事をしていない状況を生み出したのです。
しかもそれに輪をかけて会社の上層部は何故か仕事をほとんどしていない人間を評価する傾向があったのです。
仕事を大量に押しつけられている社員は必死で仕事をしている状況の中、仕事をあまり持っていない社員は余裕な時間があるので上層部とのコミュニケーションに力を入れていたのが要因だと思われました。
その結果、仕事を押しつけられていた社員達は不満が蓄積されてどんどん退職していったのです。
当然、会社を支えていた人材がどんどん退職していくので、会社の技術力はどんどん低迷していくことになります。
この会社にこのまま残っていて僕の人生でメリットがあるのか?
この時僕は本気で退職を悩みましたが、今僕が退職すると残った社員にかなりの負担が降りかかるのは明白だったので、どうしても退職に踏み切ることができませんでした。
そんなの知ったことじゃないだろうと友人にも言われましたが、ここで義理人情にこだわる僕はやはり小物なのでしょう。
どうしても退職することへの罪悪感に勝てなかったのです。
最後に
現在、人員もかなり減ってしまい毎年ぎりぎりのところで業務を回しています。あの時辞めておけば良かったと常に思いますが、自分で選んだ選択なので仕方がありません。
僕はもう40歳を超えてしまったので、おそらくこの会社と心中する可能性が高いと思いますが、ここまでくれば会社の最期が来るまで見届けてやろうと思っています。
それまでにクビにならなければの話ですが。
結局、自分の回想録みたいな記事になってしまいましたが、最期まで読んでいただいてありがとうございました。
それではまたね(^_^)/