AzuYahi日記

どうでもいい知識、思いつき、妄想などなど

対向車がクラッシュしていろいろと巻き込まれた話

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こんにちは!AzuYahiです。

 

今回は何年か前に僕が体験したお話。

 

 

ある冬の季節に僕は打ち合わせの為に自動車で冬道を運転していました。

路面は圧雪アイスバーンで慎重に走行しないと、氷の溝にタイヤをとられると簡単にスリップする状態でした。

 

冬道になれている僕でもドキドキするような路面だったので時速50~60キロくらいで安全運転をしていました。

 

そして長い登り道を走行している時に事件は起きました。

 

対向車線から黒い改造車らしいセダンがもの凄い勢いで走ってきます。

相手は冬の下り道にもかかわらず、見た目にも相当な速度で突っ走ってくるのが解りました。僕はなんか嫌だなぁと思い速度を落として慎重に走行しました。

 

すると次の瞬間、黒いセダンは氷の溝にタイヤをとられたのか振り子のように後輪を振りながら、ジグザク走行をしているではありませんか。

 

僕はやばいと思い車体を道路脇によせて停車しました。

 

すると黒いセダンは猛烈な勢いで対向車線にはみ出て、そのまま高く積んである雪山に突っ込みました。もの凄い雪煙があたりを包むと黒いセダンはそのまま宙を舞い、地面に車体の屋根から着地すると下り坂をゴロンゴロンと転がり、停車した僕の車のわずか20~30mのあたりでひっくり返った状態でようやく止まりました。

 

車の重みで屋根は潰れていて、車窓は通常の半分くらいの幅しか無い状態でした。

 

何人乗ってるか知らんが、これは乗っているヤツもただではすむまい・・・。

 

コテコテに改造された頭の悪そうな車だったので、ざまあと少しは思ったのが本音ですが、このまま無視することも出来ないので僕は潰れた車体に近づいて様子を見ることにしました。

 

お~い、大丈夫っすか?

 

僕は潰れた車体をのぞき込むように声をかけたのですが、返事が返ってきません。

これは死人が出たかもしれんと思い、僕はそのまま携帯で警察に通報しようとしたその時でした・・・・。

 

潰れて幅の狭くなった車窓から這いつくばるように人がもそもそと出てきました。

 

ひっ!僕はびっくりして腰を抜かすかと思いました。

 

一人が這い出したことを機に、また一人、また一人と次々と人が出てきます。

 

最終的には全部で4人でてきました。

 

2人は18~20くらいの若い男性で見るからに悪そうな出で立ちをしていました。もう2人は同じく18~20くらいの女の子でこの季節に二人ともパンツ見えるんじゃないかってくらいのミニスカートでした。

男2人と女1人は見た感じかすり傷程度でしたが、もう1人の女の子の額はパックリ割れていて血がどばどば出ていました。あまりにも出血が酷かったので僕は持っていたタオルを彼女に渡して傷口にあてがうように言いました。

 

運転手の男は呆然として立ち尽くしていて何も言葉を発しなかったので、僕はそいつに話しかけました。

 

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とりあえず警察呼びますよ?救急車も手配してもらわないと駄目だし。

 

すると男はハッと我に返ったように僕に怒鳴りつけました。

 

てめえ!ちくったらぶっ殺すぞ!俺の免許がなくなっちまうだろうがぁ!

 

いやいや、お友達の彼女血まみれだし、事故った車だってこのまま放置できないでしょ?自分で事故処理できるんですか?

 

うっせー、うっせーよ!今考えてんだよ!!

 

あのさー、彼女の出血激しいから早急に対応しないと大事になりますよ?見殺しにしたら免許どころかあんた逮捕されるよ?

 

・・・・わかったよ・・・。警察に連絡してくれ・・・。

 

どうでもいいけどなんでこいつ命令口調なんだ?と不満に思いましたが僕はすぐに警察に連絡を取りました。10分ほどで救急車も到着するとのことでした。

 

外があまりにも寒かったので近くの民家の人にお願いして救急車がくるまでのあいだ負傷した女の子は休ませてもらうことにしました。

 

もうすぐ警察が来るから、俺は仕事があるんでそろそろ行きますね。

 

僕はそう運転手に言ってその場を立ち去ろうとすると、運転手はえ?と言う顔をして僕に駆け寄ってきました。

 

な、なぁ!やっぱ警察とか呼んだら親にもばれちゃうのかな?

 

僕は呆れて言いました。

 

あたりまえでしょ?wこれだけの事故を起こしたんだからあなたの関係者には知れ渡るでしょうよ。

 

・・・だよな・・・。な、なあ!警察が来たら俺はなんて言えば良いんだ?

 

聞かれたことに素直に答えれば良いと思いますよ。じゃあ、俺仕事なんでこれで失礼しますね。

 

僕は自分の車に乗り込もうとすると、男は僕につかみかかってきました。

 

おい!てめー!ばっくれてんじゃねぇぞ!!まだここにいろよ!!

 

これにはさすがの僕も切れました。

 

この糞虫がいつまでも調子こいてんじゃねえぞ!てめえがどうなろうが俺には知ったことじゃねぇんだよ!!俺は仕事で急いでんだよ!!お前バカなのか?あ?

 

僕がブチ切れると運転手の男はいきなり土下座しました。

 

お願いです!見捨てないでください!!この状況を俺一人で乗り切るなんて無理なんです!せめて警察が来るまでここにいてくれませんか。

 

ここまで頭を下げられると逆にこの場を立ち去りずらくなりました。

それにしても情けない男だ・・・・。

 

わかったよ。警察が到着するまでだぞ?

 

ありがとうございます!!このお礼はかならずしますから!

 

男はその後しつこく僕の連絡先を聞いてきたので仕方なくメアドを教えました。

 

それから数分後、警察が到着して負傷した彼女も救急車で運ばれていきました。

僕はそれを見届けると自分の車に戻ろうとしたのですが、後ろから肩をガッチリ掴まれました。

 

お巡りさんでした。

 

あなた、事故の発見者だそうですね?少し事情を聞かせてもらえませんか?

 

申し訳ないですけど僕急いでるんですよね?もう時間が無いんで行かせてください。

 

すいません。ご迷惑でしょうけど、うちとしても聞き込みをする決まりですのでご協力お願いします。

 

 

解放されそうもないので僕は渋々警察に協力することになり、結局僕は打ち合わせに遅刻してしまいました。

 

遅刻理由として交通事故に巻き込まれたことを言ったのですが、相手先はあまり信用してくれませんでした・・。

 

ほんとなのに・・・。

 

 

そうそう、お礼がしたいって言っていた運転手の男なんですが、その後何の連絡もありませんでした。

 

別に何の期待もしていませんでしたが、ほんとダメダメ男だったみたいです。

 

いくら安全運転をしていても、相手側からぶつかってくる事もあるので皆さんも運転には十分気をつけてくださいね!

 

それではまた(^_^)/

 

 

 

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