AzuYahi日記

どうでもいい知識、思いつき、妄想などなど

【第2回】二次募集で入学した高校は悪の巣窟だった話

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こんにちは!AzuYahiです。

 

前回の続きになりますので読んでいない方はまずはこちらをどうぞ。

 

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入学式が終わり僕が教室に戻ると、クラスにいるヤンキー達がいっせいに僕を睨み付けてきます。

 

この時代の言葉で言えばガンを飛ばしてくるってやつです。

 

これをにらみ返すと最悪喧嘩にまで発展するとかしないとか。僕はこの時ヤンキー達にある程度の恐怖を抱いていたのでちゃんと目をそらしておきました(笑)

 

すると一人のヤンキーが僕に話しかけてきました。

 

「てめー何見てんだよ?」

 

「え?見てないけど・・・・。」

 

「俺が嘘ついてるってのか?喉渇いたから1000円くれたら許してやるよ!」

 

本当に見ていないのに凄い理不尽な要求です。おそらく僕みたいな真面目な生徒は肉食動物が草食動物を狙うように餌食になっていくのだなと思いました。

 

すると後ろから声が聞こえました。

 

「そんなん、払う必要ねえぞ。」

 

振り向くとそこにはバ王が立っていました。

バ王はそのままそいつを睨み付けながら言いました。

 

「喉が渇いたんならてめえの血を腹いっぱい飲めるようにしてやろうか?」

 

ヤンキーはいや、結構です・・・と行って自分の席に戻っていきました。

バ王の武勇伝は地元の界隈ではかなり鳴り響いているらしく、バ王が教室に入ってくるとほとんどのヤンキーは静観するのがわかりました。

 

僕はこの一件からバ王の友という称号を手に入れ、それからはあまりヤンキー達に絡まれなくなりました。

 

 

僕が入学したR高校は中学時代に地元で有名だったヤンキー達がたくさん集結していました。集まったヤンキー達はR高の1年生のトップをとるための覇権争いを行います。

クローズzeroって映画みたいな感じですね。映画ほど凄くは無いけど(^_^;

なのでこの頃のヤンキー達の顔は常に生傷が絶えなかったのを覚えています。僕の友人のバ王もそんな覇権争いに参加していました。

僕の中では腕っぷしでバ王に勝てる奴なんてそういないと思っていたので、もしかしたらバ王がトップとるかもなんて思ってました。

 

しかし・・・・・・。

 

バ王敗れる!!

 

この知らせはR高全体にすぐ広まりました。

 

僕はそれを聞いて信じられませんでしたが、話の詳細を聞くと納得のいく内容でした。

 

僕のすぐ後ろの席に原田っていうヤンキーがいるんですが、その原田が10人くらいでバ王をボコボコにしたそうです。僕は全く知らなかったのですが、原田は地元の悪の元締めみたいな奴で上級生も原田には下手に手が出せないみたいでした。原田が号令をかけると地元のヤンキーをたくさん動かす事ができるそうです。

 

さすがのバ王も数で押されるとやられるよな・・・・・。

 

そこへ前に僕にたかりをかけてきたヤンキーが話しかけてきました。

 

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「お前のだちのバ王は原田君にやられたんだってなw今日からお前を徹底的に的にかけるから覚悟しとけよ。喉渇いたから1000円くれたら考えてやるけどw」

 

どうやらバ王の友の称号は無効化されたみたいでした。だけどここで金を払ったら僕は卒業するまでずっとこいつらの奴隷になると思いました。僕は膝が震えてましたけど勇気を振り絞ってそのヤンキーをにらみ返して言いました。

 

「その若さで物乞いの訓練でもしてるの?哀れな奴だなw」

 

僕がそう言い返すとそのヤンキーは激怒し、仲間が2人加わって僕を無理矢理トイレまで引っ張っていくと殴る蹴るの暴行を繰り返しました。途中で先生が来てくれたのでその場は納まりましたが全身の骨が折れるんじゃないかってくらい痛かったです。

でもあんな奴らの奴隷になるより100倍ましだと思いました。

 

結局その日は先生のはからいで早退することになり校舎を出ると途中の路地でバ王に出会いました。

バ王は傷だらけの僕を見ると何かを察したのか申し訳なさそうに言いました。

 

「すまんな・・・俺のせいで。」

 

「いやいや、お前がいなかったらとっくにこうなっていた訳だしwそれより体は大丈夫なのか?」

 

「俺はそんなやわじゃねえよ。」

 

「でもさ、お前がやられたって聞いてびっくりしたよ。原田って奴も汚いよな!タイマンなら絶対お前の方が強いのに!」

 

「1つ教えてやるよ。この世界で重要なのは腕っぷしじゃ無い。人脈だ!俺にはそれが無かった。」

 

「人脈・・・?」

 

「どれだけの兵隊を動かせるかで決まるってことさ。原田がその気になれば100人は集まるだろうからな。だから俺は原田に負けた。負けた以上は俺は原田の下になる。これからは前みたいにお前を助けてやれないかもしれんが、できるだけなんとかするから。」

 

バ王だって今が一番辛い時だろうに、僕のことを気にかけるなんてほんと世話好きな奴です( ;∀;)

 

だからこそこいつに負担かけては駄目だと思いました。

 

この時僕は決意しました。

 

 

このR高で自分の身を守れるだけの人脈を作ろうと。

 

 

今回はここまでにします。

 

前回の皆さんのコメントで続きが見たい!という意見が多く、とても励みになりました。暖かいメッセージ本当にありがとうございました(^^)

 

それではまたね(^^)/

 

 

 

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