こんにちは!AzuYahiです。
僕が小学校3年生のころ海岸から歩いて5分くらいの場所に住んでいました。近所にはいつもよく遊ぶ友人が3人いていつも4人で砂浜で遊ぶのが日課でした。
そんなある日のこと・・・・。
この日も砂浜に友達3人と遊びに行くと、中学生くらいの男の子が3人集まっていました。3人は円陣を組むように座っていて、円の中心には何かがあってそれを見ているようでした。
僕たちは当時中学生が少し怖いと思っていたので、少し距離を置いて遊ぶことにしました。
それからしばらくして、遠くから僕たちを呼ぶ声が聞こえてきます。
お~い、ちょっとこっちこいよ~。良い物見せてあげるから~
見ると先ほどの中学生が僕たちを呼んでいるようです。
僕たちは怖かったので家に帰ろうと中学生の呼びかけを無視して歩き出しました。すると中学生はとても恐ろしい声で怒鳴りました。
こっちこいっていってんだろ!!殺すぞ!!
僕たちは怖くて逆らえずに中学生のそばまで行きました。
3人組の中学生の中で色白でとても冷たい目をした一人(以後Aとする)がニヤニヤしながら僕たちに言いました。
ここにエロ本落ちてるからよ~。お前らにも見せてやるよ。
当時の僕たちはエロ本なんて恥ずかしいアイテム以外のなにものでもなかったので、友人の一人が即答で断りました。
次の瞬間Aは友人のお腹に思いっきり蹴りを入れました。
友人は苦しくてその場に膝をつきました。Aは今度は僕の顔面を殴り、他の友人達にも次々に暴力を振るいました。
てめえら!俺に逆らうのか!!ガキの癖に!
Aの殴る蹴るの暴力が続き僕たちは全員泣いてい許しを請うているのに一向にやめようとしません。
Aはしばらく殴るけるを繰り返したあと、近くに落ちていた木の棒を拾いました。そして倒れている僕らを見下しながら冷たくこう言ったんです。
今から一人ずつこの棒でお前らの頭をフルスイングするから死んだらごめんな。人の頭でバッティングの練習してみたかったんだよ。
僕たちは恐怖に凍り付きました。
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それ見ていたAの友人達はさすがにやばいと思ったのかAをなだめました。
お、おい、さすがにやり過ぎだって・・・。
Aはその仲間にヘラヘラしながら言いました。
お前もやってみたい?いいよ。一緒にやろうぜ。
Aの友人達もその台詞にさすがにどん引きしたらしく、付き合ってられない、俺には関係ないからとか言ってどこかに行ってしまいました。
残されたAはぺっと唾を吐きすて僕らの方に振り返りました。
さあ、はじめようか(*^_^*)
Aは木の棒をぶんぶん振り回しながら言いました。
目は完全いっちゃってました。
殺される!!!
僕は直感しました。
多分友人達もそう思ったはずです。
何もしなければ絶対に殺されると思いました。
僕は恐怖で動揺した心を頑張って落ち着かすと、この状況で助かるにはどうすればいいのか考えました。
体格差があって、相手は木の棒を持っているのでまともに戦っても勝ち目はありません。
その時あるひらめきが・・・。
そうだ!ここは砂浜だ。
僕は地面にある砂を片手にいっぱい握りしめるとAの顔にめがけて投げつけました。
それを見ていた他の友人達もAの顔面に砂を投げつけます。
目がいてぇ~~~!!てめぇら絶対にぶっ殺す!
Aは両目に砂が入ったらしく持っている棒をぶんぶん振り回しながら怒り狂っていました。
逃げるぞ!
僕たちはダッシュでおいてあった自転車まで走ると海から一番近い友人の家に逃げ込んだのでした。
友人のお母さんは血だらけの僕たちを見てびっくりすると、すぐに警察に電話をしてくれました。警察が駆けつけた時にAはまだ浜辺で木の棒を振り回して絶叫していたらしく、その場で補導されました。
それ以来Aとは一度も会うこともなく僕は転校してよその土地に行っちゃいましたが、後日友人から聞いた話だと、
Aは高校生から長い間いじめにあっていたそうです。
ずっとお金を要求されたり、暴力を受けていたりしていたそうす。
僕らに対する凶行はそれに対する憂さ晴らしだったのでしょうか。
なんにせよこの事件で、イジメは弱者からその更に弱者へ伝染していくこともあるという教訓を得ることが出来ました。だから決してイジメをしてはいけないと。
いじめた本人が気づかないところでそれが原因で全然関係ない人が死ぬこともあるということです。恐ろしい話です。
僕はこの経験があるために、いまだに子供達が公園等に遊び行くとどうしてもいらぬ心配をしてしまいます。いかれた中学生がいやしないかと・・・。
自分の子供達が僕と同じような経験をしないことをただただ祈るのみです。
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